YUTASEZUTA スクールレポート 2/20,21 番外編 ~YR SURFCAMP VOL.2~


2月20,21日 土日 YR SURFCAMP VOL.2
 
無事に終了することができました。
参加した皆さま、ありがとうございました。
いつも楽しいメンバーに囲まれ、YRは幸せです。
 
そして波も良い波をスコアすることが出来ました。
春の嵐が来る予報でしたので
一時はどうなることかと思いましたが
さすが千葉ですね。

 
トリップレポートは R社長にお任せして
スクールを振り返りたいと思います。
 
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最初の1ラウンド目が一番良い波でした。
面ツル こしはら メロウな波質。
なんでも出来るような波ですね。
 
ですが こんなときこそ
やはり実力や欠点があらわになります。
 
今回のスクールでは 2日間を通して
メンバー全員に共通する部分として
体の軸を意識したコントロール
おもな課題となりました。
 
 
このブログでは
何度も同じようなことを言いますが
毎回もっともっとわかりやすく説明できないか?
といつも頭を悩ませています。
 
「体の軸を意識したコントロール」
と言われても、漠然としていて
なんのことか わからん!!って人が
多いかと思います。
 
ということで ちょっとシンプルにまとめてみます。
 
 
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いっつも車に例えてしまい
本当に申し訳ありませんが。笑
 
車の免許を取るときは
「教室で講義を聞くこと」 と 「実際に練習する事」
のふたつを交互に行っていきますよね?
 
アクセルペダル、ブレーキペダル、ハンドル
各パーツの名称とその働きを理解して
あとは実際に教習コースで段階的に練習します。
 
他にもサイドブレーキ、ギアなどの仕組みとか
坂道発進とか 応用編もありますが
今回はそれらは置いておいて。
 
「アクセル・ブレーキ」「ハンドリング」
この2つをシンプルに説明してみます。
 
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この2つは車の運転で言うともっとも基礎的なことです。
もちろんサーフィンも同じことが言えます。
 
まずは「アクセル・ブレーキ」
これが出来ないとどうにもなりません。
 
たとえば。
今プールが目の前にあり
9フィートのロングボードが浮いています。
そのボードの4.5フィート(いわゆる真ん中)の部分を
またぐように立った場合
 
そのポジションはニュートラルです。
 
そのニュートラルな状態から
頭を少し前に出し、重心を前に移動すると
ノーズが下がり、テールがあがります。
 
この動きが「アクセル」になります。
加速させる時は、ボードを前に傾ければ
おのずと加速するようになります。
 
「ブレーキ」に関してはこの逆ですね。
頭をすこし後ろに下げ、重心が後ろへ
ノーズがあがり、テールが下がると
減速し、最終的に止まります。
 
これは基本てきな原理ですが
サーフィンは波の上で行うものです。
プールで浮かべたボードとは少し状況が
異なってきますので応用が必要となります。
 
今回は応用に触れませんが、基本的なこととして
ボードがフラットであれば ニュートラルなポジション。
前に傾けば加速 後ろに傾ければ減速。
これをしっかりと覚えましょう。
 
ちなみに「ウォーキング」とは
これらのかたむけることに対して 重心を移動する際に
立ってるだけでは重心移動が足りないので
 前後に歩く事。です。
 
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「ハンドリング」ができないと
車ではクラッシュしてしまいますし
目的地にたどり着けません。
 
体の重心移動を意識することで
「アクセルとブレーキ」は成り立ちますが
はたして「ハンドリング」は?
 
視線・肩・こし・ヒザ・ボード(足)
の順番でひねる・ねじる こと
 
これがハンドリングの基本となります。
 
行きたいと思う方向をまず見ます。(視線)
その方向へ肩を向けます。
この時上半身は行きたい方向へ向いて
下半身はそのままです。
 
(なのでこのあと下半身も必然的についていきます。)
 
そして こし・ヒザの順番でひねると
最後にボード(足)がついてきます。
 
カットバックやアップエンダウン、ローラーコースター
つまり連続して2ターン以上する場合
この上半身と下半身がルービックキューブをねじるように
連動します。
 
ターンのし始めは 上半身のリード。
下半身でターンを完了させるころに
上半身はもう次の進行方向へ向けて
動きをスタートさせています。
 
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今回の「体の軸を意識したコントロール」
とは、このふたつの動きを理解してもらい
連動させて行う事を指しています。
 
たとえば車に乗って 直角のカーブへ さしかかるときをイメージしてください。
 
1. まずカーブの手前でブレーキしていき、スピードを調節しながら
ハンドルをまわしていきます。
 
2. スピードがそのカーブを曲がれるくらいになったら
ハンドルをしっかりきります。
 
3 .そしてカーブの出口でハンドルを戻しながら
アクセルをかけていきます。
 
というように、かならず連動します
 
自分が走ったことのない道路だとなおさら
この動きを慎重に行うはずです。
 
サーフィンは2度同じ波はありませんから
さらに難しいですよね。
 
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この「アクセルとブレーキ」と「ハンドリング」
うまく連動させて ターンやウォーキングを行います。
 
体の軸を意識するというのは
この連動した動きを忠実にイメージすることです。
 
車の運転がうまい人は この動きがとてもスムースです。
車酔いしたり不快な思いをすることもないです。
 
サーフィンも同じと言えます。
 
まずはこの2つの基本をしっかりと認識することから
スムースなライディングが生まれていきます。
 
先日ウェブでいろいろ見ていたら どこかのページにこう書いてありました。
 
「運転免許を取りたての若者には車のドリンクホルダーにある
コーヒーがこぼれないように運転しなさいとアドバイスします。」
 
ボードの上にコーヒーがあるとして
それをこぼさないようにライディングするとしたら?
 
うーん なかなか難しいですね。笑
でも的を得ています。
 
イメージすることはとても大切ですので
自分なりに理解できるまで
イメージし続けましょう。
 
ゆうた 

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