YUTASEZUTA スクールレポート 2/4

 
2月4日 木曜日 御宿海岸 くもり
よわいサイドオフ ひざたまにもも
 
本日は昨年秋に初めてスクールを受け
今回が2回目となる生徒さん。
サーフ歴は3年。
 
良い時期ですね。
これからテクニックを覚えていくと
めちゃ楽しくなる時期です。
 
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ロングボードを始めて
特にバランスを覚えるのに時間のかかる人は
2~3年をテイクオフなどの基本練習に費やすことも
少なくありません。
 
そうすると
足で踏ん張るようになったり
両足2本を使ってニュートラルなバランスを
キープしようと心がけます。
 
最初はこれも大事なのですが
3,4年してくると次のステップも見えてきて
ウォーキングにトライしたくなったりします。
 
でもいざというときに
 
・足が出ない
・ボードから足を離せない
 
となります。
 
これについて。
 
テイクオフをメインに練習して
バランスをとろうとするうちに
足2本を使って コントロールしてしまいがちです。
 
ですが、
足2本をボードのコントロールに使ってしまうと歩けません。
不安定な足場では歩きづらいですよね。
 
ボードをコントロールするためには ボードに足をつけないといけません。
ウォーキングするためには、ボードから足を離さないといけません。
 
つまり歩く瞬間のバランスは必然的に
片足1本でコントロールすることになります。
 
ボードのコントロールや、バランスをとるということは
足の裏を密着させ、かるく踏ん張るような形です。
 
その状態で、歩いてみてください。
スムースに歩くのはかなり難しいでしょう。
 
おとといも同じようなこと書きましたが
 
バランスをとりながらウォーキングはできません。
ウォーキングをしながらバランスを取ります。
(これについては下で説明します。)
 
そのためには
おそ松君の「しぇー」
をマスターしましょう。笑
(これは半分冗談です。笑)
 
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ではなぜ、半分冗談なのか。
 
波に乗ってるとき、ボードの上でやってみるとわかります。
おそ松君の「しぇー」は、しっかりと足をつけて
重心をまっすぐ整えますが
 
それだと、歩けません。
 
ウォーキングの最中というのは
大なり小なり、前後どちらかに
重心を移動させてコントロールしています。
 
もっと言えば
ライディング中において「しぇー」のように
重心がまっすぐニュートラルな位置にステイする時間は
ほぼありません。
 
ブランコで重心をまっすぐすると
振り子が小さくなるように
 
スピードをキープしたり推進力を生むためには
常にどちらかに重心を寄せて
コントロールしないといけません。
 
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以上をまとめてみましょう。
これは「テイクオフ~ターン~1歩目まで」のシークエンスです。

1,2枚目が後ろ足加重
3枚目が、ニュートラル、重心の切り替え
4,5枚目は前足加重です。
 
-1枚目-
 
 しっかりと後ろ足に重心をのせています。
肩のリードを忘れずに。
 
*肩のリードとは?
 この時向いている肩の方向をチェック。
この時点で肩はレギュラー側に向き
ボードはグーフィー側に向いているが
5枚目には 肩のラインとボードのラインが平行になる。
 
つまり1枚目の段階で肩はすでにターンの初期動作(リード)を行い
5枚目にリードし終える。ということになる。
 
 
-2枚目-
 
重心をのせたので、ノーズがあがり
ボトムの設置面積が少なくなります。

そのまま後ろ足に重心をかけつづけます。
 
設置面積が少なくなれば
ターンの弧は小さくなります。
急激な方向転換を可能にします。
 
その瞬間にコシ・ヒザの順で
ボードをかたむけていくのも忘れずに。
 
*この段階で、もう歩くことを決めています。
なのでいつでも歩き出せるように、頭は少し前に残しています。
 
-3枚目-
 
ここがポイントです。
ここがいわゆる重心を切り替えている最中です。
さっきから言っている「しぇー/ニュートラル」です。
 
イメージとしては
・ターンの弧の半分の地点
・ボードがレギュラー側までターンしてきたころ
・ノーズが最上地点まで 上がりきったところ
 
これがタイミングであり
歩き出そうとする瞬間です。
 
この間 一瞬のみ
ニュートラルの重心となります。
(ほんとに一瞬です。
F1の車が目の前を フゥン!!と通り過ぎるのと
同じくらい一瞬です。笑)
 
*ここで頭の位置を注目。
1,2,3枚目と徐々に前に出てきています。
 
 
-4枚目-
 
この段階では、もう右足は浮いていて
右ひざが左ひざを追い越そうとしているのが
わかると思います。
 
左足首にはしっかりと重心をのせています

 
-5枚目-
あとはゆっくり寝かせていくように
ウォーキングしていきます。
 
かならず頭が一番先に出ているのをチェック。
というのはこのことです。
 
肩のラインとボードのラインは平行になりました。
このあとの波のフェイスを見て、走るラインを調整するため
波のフェイスに対して 45度くらいで
レールの入れ具合を保ちます・・・
 
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ターンとウォーキングについて
書くことが多かったので
今、まとめてみましたが
 
こうしてみると
テイクオフ、ターン、ウォーキングは
実際にすべてつながっていて
 
それぞれを連動しておこなうことで
しっかりとバランスがとれていることがわかります。
 
テイクオフして、ターンして
えーっとそれからウォーキン...
 
と別々に考え、動いている人は
これを見てイメージするといいでしょう。
 
頭で考える
身体を動かす
ボードが動く
 
それぞれが5分前行動のように
 
テイクオフする前にフェイスを見ておく(0枚目/頭で考える)
テイクオフするときには、肩はリードして
頭は前にだせるように準備しておく(1枚目/身体を動かす)
するとボードはターンをはじめ
重心をさらに後ろにかけ
コシとヒザでさらにかたむけていく(2枚目/ボードが動く)
 
というように。
そして2枚目の段階では
ハングファイブできるかどうか
を考えています。
 
このループを崩さないためには
きちっとした状況判断と
適切なコントロールや
そのバリエーション
求められます。
 
これはまた昨日のNSA2級検定
へと話が繋がりますが・・・
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これ以上説明すると
ハングテンまで書きたくなるので
この辺にしておきます。笑
要点もまとまらないので。笑
 
この記事はけっこう大切な部分です。
何回もトライして読み返してとしているうちに
感覚がわかるようになってきますので
画面メモなどおススメします。
 
ゆうた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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